◆圓久寺の縁起◆

円久寺(圓久寺)は山号を常葉山(じょうようざん)、院号を感光院(かんこういん)と号し、文明年間(1469〜1487)開創と伝えられる日蓮宗の古刹です。
開山は日伊上人(日惺上人)といわれ、江戸時代には池上本門寺・鎌倉比企ヶ谷妙本寺の末寺でした。
この常葉山という呼称により、常葉村と呼ばれ現在の地名である「常盤」となっています。
この地には鎌倉前期頃俗に「常盤殿」と称される第七代鎌倉幕府執政「北条政村」の屋敷があったと伝わっています。
その後、関東大震災で本堂は壊滅するに至りましたが、その後すぐに再建されました。
再建された本堂の作りは左右非対称の大変珍しい佇まいです。
  
 
 
山号名 常葉山
院号 感光院
所在地 神奈川県鎌倉市常盤621
宗派 日蓮宗
交通  JR鎌倉駅から直進2km徒歩約30分・バス10分
 
 
   
  ■ 境 内 ■   
   

 
  ■ 墓 地 ■   
   

 
 
■円久寺の境内裏側一帯は緑に覆われており、北条常盤邸跡として国の史跡に指定されています。
■北側三方向を緑が囲み、春にはしだれ桜、夏にはさるすべり、秋にはコスモスの花が咲きます。
■円久寺は別名「鎌倉のコスモス寺」と言われるほどコスモスの花がみごとに咲き乱れます。